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Victims' concerns on their personal information (Japanese)

Posted: Wed Jan 14, 2015 2:07 pm
by mariko
This is based on answers I got from Pinky before plus my comments added.
I wrote this in Japanese on Japanese BBS. But I want to share this here too.
Original Thread is here:
viewtopic.php?f=22&t=69746

詐欺師に渡してしまった個人情報、どのように使用されるかとても心配ですよね。前にPinkyさんからいただいた回答と、私の見聞による知識をもとにこちらにシェアしたいと思います。(もとの文章は日本語のBBSに特定の被害者の方のご質問への回答として書いたものです。)

1.写真
最近アジア人の写真も日系人を名乗ってアフリカン詐欺師に使われている報告もありますのでアジア人の写真も使われる可能性はゼロではありません。たまにサブキャラのDiplomatや弁護士のパスポート写真やら身分証明書に中年の被害者の写真が流用されることも稀にはあります。しかしながら怠慢なネットカフェから詐欺を働く奴らは時間と手間をかけてフォトショップするより既存のものを使うほうが楽なので、わざわざ被害者からもらった写真を加工してDiplomatの身分証明書にすることはないかもしれません。

恋愛詐欺師がターゲットにするのは下記のような人たちです。
①中高年のお金をもっていそうな人々
②愛情に飢えている寂しい女性をターゲットにする。40代以上で男性を魅了する年齢ではなさそうな人を狙う。(『まさか私のような中年のおばさん相手に遊びで近づいてくる人はいないでしょう、男性は若い女性のほうがよいに決まってるし。彼はまじめに相手を探しているのね』と思わせるわけです。)
③若い女性といちゃいちゃしたい男性をターゲットにする。(そのためには非常に魅力的で従属的で無条件で男性を称賛してくれるような、現実社会でありえないような理想的な女性を演出する。)
④そして、男性でも女性でも、カモが望むような理想的なイメージを演出する。だからいつもいいこと言ってくれるわけですね…なんでも被害者が喜ぶような、信じたいようなことを。

そのために写真が満たすべき条件は;
(1)男性の写真は多くの場合白人で、40歳以上、きちんとした仕事、例えば医師や弁護士、CEO、大学教授、エンジニアなどの職業を持ち、きちんとした服装をしていて、或いは尊敬され信頼される制服を着た軍人を装い、非常に賢く裕福でよい生活をしている人。
(2)女性の写真の多くはAV女優やモデルの写真で、セクシーさをアピールしていて、男性を魅了できるハイティーンから20代、せいぜい30代前半くらいまでの人。

これらの条件にあてはまらないのであれば、詐欺師に渡してしまった写真の悪用を恐れる必要はありません。写真の保存すらしていないかもしれません。注意すべきなのは、裸の写真などを送ってしまっていた場合です。脅しのネタにされます。メールや電話番号などをブロックして可能なら変えるべきです。

2.自宅住所
Pinkyさんによると、このサイトの経験豊富なスタッフや常連のみなさんの長年の経験から、詐欺師たちは被害者の住所を悪用することはほとんどないそうです。被害者の家の前まで詐欺師がやってきたという事例はありません。

住所を使用されるとすれば、盗んだクレジットカードを使って贈り物を送ってくることです。それを受け取ってしまったなら、犯罪に加担してしまったことになります。もし、お金を受け取ったり送られてきたものをどこかに転送するといったことをされている場合は、マネーロンダリングや盗品の発送などの犯罪の共犯の疑いがかけられ、地元当局に見つかる可能性が出てきます。差出人不明のものや、やり取りしていた詐欺師の名前で何かが送られて来たら、受け取らないのが最善です。もし受け取ってしまっていた場合、地元警察に相談するのが良いです。すでに相手との連絡を絶たれている場合、自宅住所に何かを仕掛けられる心配はありません。それよりも電話やメールなど遠隔地にいてすぐに連絡とれる手段をつかって何度も連絡するほうが効率が良いと詐欺師は思うでしょう。

心配なのはあなたの居住する国に詐欺師の仲間がいる場合かもしれませんが、逃げた被害者に仲間をけしかけて何かするといったことはほとんどないです。私が聞いている話は、まだ交際している時に、『自宅に消印のないハガキが届いた』とか、『ホテルで待ち合わせして運び屋がプレゼントを届けてくれた』とかそういった話です。既に相手とは終わっているのであれば、住所を何かに使われることはないでしょう。

3.電話番号
電話番号は使用される可能性が大きいです。被害者がメールに返事してくれない場合、まだバレたという確証がないのであれば何度も電話してくる、といったことを仕掛けてきます。

もし電話番号を変えることが難しいのであれば、特定の電話番号をブロックするなどの処置を電話会社に相談するとよいと思います。電話番号を変えないでブロックする場合、相手が電話番号変えてかけてくる可能性もありますので、もし電話がかかってくるようでしたら電話番号をいずれは変えられることをお勧めします。スマホには。特定電話番号を登録して、その電話番号からかかってきたものはすべて留守電で『この電話番号は使われていません』と返してくれるものがあるそうです。(米国の場合。) 

4.メールアドレス
メールアドレスを知られていると、
1)忘れたころに同じ詐欺師からよりを戻そうとメールが来る。
2)メアドが詐欺師仲間に有効メアドとして売られているので、他の詐欺師からスパムやフィッシングメールやウィルスメールが届く。特に危険なフィッシングやウィルスメールを識別する知識がない方は本当にメールサービスのプロバイダーからメールが届いたのかと思ってリンクや添付ファイルを開いてしまう場合があるようです。また、出会い系サイトやペンパルサイト等からのお誘いメールを装って『xxxさんがあなたと連絡をとりたいと言っています』みたいな内容でリンクが送られてきて、リンクをクリックしてしまうとパスワードを盗む目的のサイトに到達するといったものもあります。
3)リカバリー詐欺からお金が戻ってくるとかいうメールが届く。公的機関や被害者支援の団体などを名乗ってくる場合もあります。お金を取られていない方にも来ますよ。
4)ある程度物語が進行していた場合、被害者がお金を払ってくれなかった結果被った架空の被害に対してメインキャラ本人か弁護士などを装って責めてくる。(たとえば手術費用が払えず子供か老親が亡くなったとか、お金を送ってくれなかったので巨額の資産が滞在国政府に没収されたとか、CIAかFBIがあなたを犯罪者として捜査しているとか。)
ですから、一度でも詐欺師とやりとりしてしまったメアドは、本当はブロックするだけでは不十分なのです。メアドを可能なら変更されるのが安全です。